コトバ

刻む

かちこちかちこちかちこちかちこち…… 無限に続くその足踏みのような音は確実に今を過去へと塗り替えいく ほら 僕が あなたを想う気持ちも 瞬く間に 過去へと置き去りにされてゆく 何よりも 時間に負けないように 僕はあなたを想うよ かちこちかちこちかちこ…

Home

アナタのお家はここにもあるよ。 必要なら ここに帰っておいで私たちは、アナタを家族みたいに思っているから アナタが辛いなら笑顔になれるように 温かいココアを淹れてあげる 独りで眠れないなら アナタの布団があるよ 帰る場所がないなら 私たちのお家へ …

下手ですが

散る紅が 閉じ込められた 氷踏む ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 自分の語彙の少なさにがっくり奇跡的に 伝われば嬉しい

くちづけ

あなたに あげられるものは それだけ あなたに つたえられることは それだけ ことばにはできない ことばにすると なんだか しっくりこない あなたに つたえられることは ただ それだけ これだけ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇今日は 歯科検診がおもったより早くおわ…

うそつき

自分に嘘をつかない 素敵に生きる人のまっすぐな教え でも 嘘をつかないで 生きていたら 苦しくないですか? 小さな幸せを 壊してしまいませんか? 暖かな貴方の腕の中で 会いたいのはアナタで そんな気持ち 正直になったら どっちもなくしちゃう 自分に嘘を…

こだまする

私の中であなたの声が 幾重にもなって呼び続けている あなたの声で 私のなまえを呼べば それは、やすらぎのおまじない ====================短い言葉でどれだけ伝えられるかなぁ? 片思いは切ないっすねぇ〜(笑) もう、そんな乙女心は…

voice

聴こえない叫びが 聞こえそう 押しつぶされそうなの? 息ができないの? 味がしないの? 温度がないの? 体温を感じないの? 私の声届けてもいいかな? アナタが少しだけでも その唇を緩めて 声をだせるように 私 アナタの泣き顔が見たい。 なんて そんな日…

……ままならない

視線は常に やや遠く。 顔は出来るだけみない。息を切らして現れたアナタ。 復習しておいた決まりは 早速、破られる バカなワタシ ね 疲れた笑顔は ワタシの胸を ツキンって痛くする ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇やっぱり大切な人は 幸せな笑顔でいてほしいものですね。 今日…

よせる

寄せる想い もう二度と 古からの常套句 なのに、切り捨てた筈の想いが波打ち際にまた この想い 言葉にするのはよそう あまりに強く あまりに愚かしく 独り受け止めるには痛すぎるから

深まる夜毎に

紫に近い夕焼けが西の空に続いている夕方と言うにはもう空はすっかり夜の帷に覆われている東の空にはオレンジ色の大きな月 ただ あまりにも 苦しくて 無限に続く空の深さに 溺れそうになる 私は 何故泣きたいのだろう

好きな人

あなたの近くの人たちそれだけで私は、あなたに会えた気がした。 少しだけでも笑えて居ますか? 早くあなたに会いたいそう思えば思うほど 会えなくなる でも でも きっと会いにいく その日は、胸に鍵をかけて

馬鹿な私

彼が目の前にいて でも、見ないように努力していたのに 視界に嫌でも入ってくる彼が見える度に 胸がキュッとする やっぱり、好き汗で濡れた揺れる髪。 結ばれた唇が声を出す為に解かれる瞬間。 伏せられた睫。 宙を泳ぐ長い指。 笑った時に刻まれる皺。どれ…

蓋が開く

今日アナタの話をした 人伝に近況を聞いた 「あのひとも元気だか元気じゃないんだかわからないから」 胸の奥深くに沈めて鍵をかけた箱がコトリと音をたてる 「あなたもあのひとに似てるね」 ゴボゴボと音をたてて箱が浮かび上がって ゆらゆらと水面で揺れて…

雨音

夜の雨音は優しい 雨の日 独り ワンルームで眠ると 子どもの頃 まだ、大人たちに守られ まだ、優しい嘘に包まれ ぐっすりと眠っていた 頃に戻る夢を見る ドアの隙間から 暖かな灯りがこぼれていて 隣から、誰かの穏やかな話声や 洗いものをする音が聞こえて…

疑似恋愛

アナタの事を好きな私 アナタに想われたい私 頼りにされたい私 頼りたい私 悩みを打ち明ける私 悩みを聴きたい私 相手は 誰でも構わない誰か アナタになってくれらたらいい アナタが好きだと言ってくれらたらいい そうすれば 私の恋が始まるそうすれば 私を…

雨なら

明日 晴れたら、何処へいこうか? パソコンのキーボードに手を置いたままで あなたがボソッと呟いた。 「雨なら、観覧車乗りに行こうか」 負けじと 私もテレビのチャンネルに手を伸ばしながら応える。雨ならデート無し? 冗談じゃない。 何ヶ月振りに休みが…

五月病

どこから 僕は来たのだろう?これから 僕は何処へ行くのだろう? 5月 緑の香りがする風が 時々、強く吹きつけて 思わず目をぎゅっと瞑る 白い綿毛が 何処からか飛ばされて 足元をクルクルと 小さな竜巻を作りながら不安そうにさまよっていた。 僕は、綿毛を…

重く 暗く

沈む君泥沼のような重い場所に 深く沈む ゆっくりと じれったく 流れゆく時間に 身を任せる事も出来ず ゆっくりと ゆっくりと暗く 深い 重い 底に横たわり忌まわしく輝く外には 爽やかな 柔らかな 暖かな風が流れて居ることが 恐ろしく 悲しく 舞う花びらは …

花散らし

其処に 貴方は立ち竦んでいた花散らしの雨は冷たく 水の溜まりからの流れに 薄紅色の花弁が くるくると渦を作りながら 足下を過ぎて行く 濡れた髪は 肩に掛かり 人工的にゆるゆると巻かれたそれは 雨の雫を受けて 重く 頬を濡らすのは きっと雨ではなくて 其…

放物線

何があっても自分の責任だって、もう大人だもの 彼女が彼女の心配をしていた「危ない、何かあってからじゃ遅いよ」私は言う 何か無いと解らないなら 経験して後悔させればいい。 もう大人なんだから 誰も教えてくれなかった 誰も止めてくれなかった そんな言…

言の葉、木の葉

胸にざわざわと風が吹き抜ける 期待 不安 歓喜 落胆 全て ごちゃ混ぜにされて 伝えたい言葉が巻き上げられた木の葉のように バラバラに 飛び散って 掴めない 胸に 言葉が溢れているのに 風にまかれて 出口が見つからない

回遊魚

彼はマグロやカツオと同じだ 釣り上げれば大きいし美味しく、余すとこなく頂ける。 でも、それまでにかける労力は底知れない。 事実 彼は自ら 「恋をしないと生きられないですから」 と、公言して憚らない。真に、回遊魚。 彼らは泳いでいないと呼吸が出来な…

シアワセ

寒い外曇る窓ガラス 揺れる湯気 渦巻くミルク 洗濯物の匂い 挟まれた栞 足下に落ちた毛布 椅子に掛けられたコート 眠ったままの携帯電話 ご飯の炊ける音 夢に出てきたアナタただいまと言う貴方 鍵がテーブルに置かれる音 ニュースを読むテレビ オレンジ色の…

会いたい

ぬか喜び 残念 貴方に会えなかった 貴方に会えるかもしれないとあんなにはしゃいだ自分がバカみたい でも ちょっと 会えなくてホッとしたちょっとだけ 会いたかった 会いたくなかった 声を聴きたかった 声も聴きたくなかった どっちだろう? がっかり 良かっ…

…なんて

「私と仕事どっちが大事なの?」 なんて、ナンセンスな言葉 「なんで、そんな事言うんだよ」 なんて、馬鹿げた答え 感情的な言葉 短絡的な思考 「私のこと好き」 なんて、バカみたいな質問「まだ、これからだから」 なんて、ナンセンスな答え 直感を無視した…

イビツナツキ

空に妙に黄色い 歪な月が浮かんでいた それはなんだか幼稚園児が 切って貼ったような… 澄んだ空に見える鏡のような 銀色の月ではなくて私の心もウツシテはくれない 黒い空は遠くまで見えるのに 歪に欠けた月はあなたもウツシテはくれなくて寒く凍える空に 遠…

伝えたい

あなたが凄く大切です それでも 差し伸べたては届かなくてシャボン玉のようになりたいと願うあなたを 風から守ることもできずただ 大切だと伝えるだけしか出来なくて 森に降り注ぐ雨のようになりたい そういうあなたに 私は あなたの海になりたいとしか言え…

うたたね

外は寒いけど 窓際は、ポカポカとして眠い あの人は、今 何をしているかな?この間 酷く傷付いたような目をしてた 私は 気付かない振りしかできなくて「元気そうじゃない」と、声をかけた。「お前も相変わらず元気っていうかうるさいな」あの人は、懐かしそ…

それでも

私は・・・今 誰かを 私を包む世界を 少しずつ蝕むように食べていく 「あ、それは口に入れてはいけないよ」 誰かが言う。 ひとくち ふたくち 毒は甘いほんの少しの毒なら 体は心地よく 甘い痺れに もっととせがむ あぁ それでも コレはもう、二度と口にはで…

今はね

今は、いいよ。 私が一緒に持ってあげる。ちょっとだけだけどほんの少しの時間だけど 今はね 力を抜いてしゃがみこんでいいよ。この水ひとくちしかないけど涙に換えられるかも 決して戻りは出来ないし いつかは、ひとりで抱えないと いつかは、踏ん張らない…