沈む君泥沼のような重い場所に 深く沈む ゆっくりと じれったく 流れゆく時間に 身を任せる事も出来ず ゆっくりと ゆっくりと暗く 深い 重い 底に横たわり忌まわしく輝く外には 爽やかな 柔らかな 暖かな風が流れて居ることが 恐ろしく 悲しく 舞う花びらは …
其処に 貴方は立ち竦んでいた花散らしの雨は冷たく 水の溜まりからの流れに 薄紅色の花弁が くるくると渦を作りながら 足下を過ぎて行く 濡れた髪は 肩に掛かり 人工的にゆるゆると巻かれたそれは 雨の雫を受けて 重く 頬を濡らすのは きっと雨ではなくて 其…
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