おわかれ

混んだコトを考えて、随分と余裕を持って出たのに

建物が見える位置でピタッと止まった。


あと、5分間に合うかな?


と、ハラハラしていたら
始まったところで到着。


祖父が物心ついた頃には、既に半身麻痺と重度のブローカ失語を患っていた為に
その分を補ってくれるように可愛がってくれた大叔父のお通夜でした。


この間の、お盆まで元気で実家に遊びにきてくれていた上に
自宅の部屋には、小さなペットボトルに日本酒を備蓄して隠していたそうな(笑)

豪快に笑うおじちゃん(祖父の兄なのにおじちゃんとよばされてました)
会うと必ず
「おー、はやとは大きゅうなったなぁ、ずぅっとちんめぇまんまかと心配しょーたが」
と、言って
「おじちゃんが怒られるけん、お母さんには内緒で」
と、おこずかいを握らせて帰っていった

そんな、おじちゃんが静かに白装束に身を包んで変な感じでした。
「今日は、ポロシャツじゃないが」
と、言っておいた。


私たち兄妹を孫のように可愛がってくれてありがとう。


旅路に気を付けて。
またね。