貴方のため息ひとつで
わたしの心は波打ち

漣を広げていく

それは

とても

苦しく
にがく

そして

いたく


ほんの少しだけ

甘く
痺れる

細められたひとみに
息を止めて

かきあげられた項に
眩暈を堪えて

カラダ全てが
押し寄せられる想いに
翻弄される

倒れ込む

ただ

あなたに向かって

伸ばした指先は
ただ、あなたに縋るために