私の知る女の子は
片思いの織り姫だ
彦星様には、不定期にしか逢えない
年に何度かの短い逢瀬
きっと
彼女は、その一瞬の為に
毎日毎日
彦星様の事を考えて
想いを募らせているんでしょう
今日は
年に一度の七夕
笹の葉が軒で涼しげな風を受けて
きっと彼女の願い事を揺らして
切ない恋をしている女の子を
織り姫様は見逃せない
きっと
願い事を叶えられるように
風を吹きかけてくれるはず
『…どうか、地上に居るかつての私の想いが少しでも彦星様に届きますように…』
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好きになり過ぎて
お仕置きを受けた空の2人は
本当に?
本当に?
仕事に専念出来るようになったのかな?