光のさす方

眩しさは
闇よりも暗く
闇よりも惑う

真っ白に塗り潰された視界は
恐怖にも似た喪失感さえを感じる

私のこころが指し示す場所は
目を眩ませる光が刺す方

右も左も下も上も
なにも分からない宇宙の様な場所で


確かなものは
ただ、私だけで
足がある方が下で
頭がある方が上だと
決めるしかできなくて

怖い

今は

怖い


誰か

この、白い闇に
声を

投げ入れて