何と言われても

恋してる。

はっきりと間違いなく


好きになってなりすぎて、そしていつか気が済む日が来ることを願いながら。
そんな日は来て欲しくないような…。


前ほど切なくならないのは

見ないから聞かないから。



でも、本当は凄く会いたい。
あの人の声が、あの人の視線が、あの人の肌が
今は誰かのものでない事を願ってしまう

今、私が想っている
ただ今だけでいから
誰のものでもない
ただのあなたであって欲しいと


目を閉じて
指に触れたあの日
乾いた肌
暖かい指
大きな手


私の鼓膜を震わせた声


冷めた視線と
宥めるような声色



あの日は、後悔ばかりで
あなたの記憶に記されていないコトを祈りながら
微かにでも覚えてくれていたらなんて


バカな事ばかり考えて


あなたを好きだから
あなたに嫌われることなんて出来るわけない

でも
ほら

どんなに前を見ても
どんなに頑張っても

あなたとの道が交わることなんて無いのに


ほら、あんなに
遠く離れているのに

嫌だ


あなたに恋してる