読書感想文

2年生の姪っ子が読書感想文書こうとしているのだけど

まったく、進みそうな気配がない。
1度はちゃんと読んだんだろうけど
かれこれ1時間ぼーっとページを捲っている。


そもそも、それほど読書自体好きじゃないのになんで読書感想文なんか書くことにしたんだろ....(^^;;


と、私はパズドラ(家事しなさいよ)しながら
様子をみてたんですが
イタズラに時間が過ぎて行くのが許せなくなりまして

「はーちゃん、ちょっと読むのやめなさい」

と、声をかけると
明らかに不貞腐れた表情

ムカつく顔だわぁ...私と同じ顔だから余計腹が立つわ!

と、思いつつ

「昨日、付箋貼ってるって言ってたでしょ、付箋出しておいで」

「家において来たからない」

無いだと!?もう、そもそも付箋なんか一枚も貼られてないじゃない!


それでも、怒った所で進まないので
怒りをグッと堪えて

「じゃ、私の貸してあげるからそれ使いなさい」

と、ちっさな付箋とメモ用紙を渡すとレクチャー開始。


「じゃぁ、この本で面白いなって思った所はないの?」
(因みに、本はずっと昔に出版された6歳の男の子が書いたてんさいえりちゃんきんぎょをたべた)
「ない(ぶっすー)」

「ないって、なんでこの本で感想文書こうと思ったの?」

「ばーばが、面白いよって言ったけん。」

「じゃー、面白くなかったん?」

「面白かった」

「じゃー、どこらへん?」

「わからん」

ちっ!
ムカつくわ!

「じゃぁ、1からしよう。はい、この表紙を見てどう思う?」

「絵がおもし・・・・・6歳なのにこんなの書けて凄いなっておもう」


明らかに、表紙の絵が面白いって言おうとしたのに
凄い、普通の模範回答に差し替えたな!?


なるほど、筆がまったく進まない筈だ。
大人が求める読書感想文がどんなものか、モデルがないから書けないんだなぁ...

「はーちゃん、凄いと思ったとか、感動したとか、嬉しい気持ちになったとか書こうとしなくて良いんだよ。
ただ、笑えたと思う所とか、さっきはーちゃんが言いかけた表紙の絵が面白いとか
そういうこと書けばいいんよ。」


すっごい、疑った目つきで見るので
じゃぁ、私ならどう書くかを少し披露してみた

「私は、題名が面白いって思うから、題名の事を書こうときめるよ?

「てんさいえりちゃんきんぎょをたべたなんて、どひゃーって感じの題名だと思う。
天才な上に金魚を食べるんだからこのエリちゃんは相当変な人だと思う。金魚を食べる人とは、とりあえず、私は友達になれそうにないなぁ...。」

とか、って書くよ。」

「え?どひゃーって書いていいん?」

「いいよ、感想じゃもん。感想って感じて想うって書くんよ。感じたことを書いて悪いワケないが。はーちゃんは表紙絵が面白って思ったんじゃろ?どう面白いって思ったん?」


1ページづつ
面白いっておもった言葉に付箋を貼らせて
面白い理由や簡単な感想をメモに書かせて行ったら

面白くなってきたみたいで
いっぱい感想が書き出せてました。

後は、その中から掘り下げる内容を選んで
その周辺の事を書き出して、それについての感想を書けば、文章をつなげれば終了なので

多分、3日もあれば出来るんじゃないかなぁ...。ここまで手を出したので
後は、拙くてもはーちゃんの力で頑張れたらイイな。と、思います。


そして、最後にはーちゃんに
「どう?読書感想文簡単じゃろ?思ったこと書けばいいだから」
って、言ったら
「うん、書くの楽しみになってきた」
らしいです。


どうかな...2年生にはまだまだ山あり谷ありだと思うけど
へこたれずかけたたらそれでいいです。