一応、資格をとって4年になろうとしています。



この短い期間に沢山の患者様と出会い別れて来ました。



元気になられて、家に帰られて会えなくなった方もいらっしゃいますが

勤めていた病院の性格上

亡くなられた方の方が断然多いのは仕方ないことです。



亡くなられた直前や前日に



ありがとう

また、明日な



なんて言って頂けるのは

凄い、嬉しいことで自分の仕事の姿勢をその方に認めていただけたと嬉しさを

最後に残すことができる貴重な体験です



ただ、そんな体験はめったにあるモノではないのも事実です。



もっと、希望に添えたんじゃないか

もっと、気持ちよい時間を提供出来たんじゃないか

プログラムの方針の判断を誤ったんじゃないか



私が、間接的には死に追いやってしまったんじゃないか



と、思い今でも思い出し悔やむ患者様も沢山いるのは事実です。



ご家族から、直接

「あんたが殺したんだ」

と、責められたコトもありました。

完全に私のせいでないことは、ご家族はもちろんみんなが承知しており、この時患者様は亡くなっていません



それでも、この時の出来事は私の中に今でも大きな位置を占め

今でも、時々夢に見ます。



それほど、自分が患者様とそのご家族に大きな影響を及ぼす仕事をしているコトが怖くなることもあるし

それほど、一人と深く関わる仕事ができていることを恵まれているなと感じることもあります。



ただ、当然のように隣ある生死を意識し過ごしているのはしんどいなと感じることも確かでしたが



奇跡が重なって、こんなに早く妊娠することができた今だから思い出すことも沢山あって



患者様やご家族

それから、スタッフのみんなからかけてもらった言葉や思いやり

すべてがあって、今の私があるんだな

って、強くでも自然に思えるようになりました。



もちろん、私が今までに関わったすべての人々にそれが言えるけど



就職してからは特に密度が濃いものだと思います。



祖父の死、父の死、幼なじみの死。



これらも私を強くしてくれたし

色々、教えてくれました。



これらを体験していなかったら

思っていた以上に辛かった今のつわりも乗り越えられたかわからないし

水も飲めないのに、守りたいと思えないでいたかもしれないです。



神様はみているんだな

なんて、神様なんて信じていないくせに考えてしまいます。



乗り越えようのないと思っていたことも色んな人に助けられて1つ1つクリアして



今なら大丈夫



そういう風に、お腹の中の子は思ってくれたのかな?



誰かに助けてもらって感謝できる。

これって凄いことだと今更気付きました。

助けられないと何も出来ない自分が未熟で情けないと考えた時期が長くあったけれど

そうじゃないんだと、気づけて

素直に感謝できるようになったのは、一歩成長出来たと言っていいんでしょうか?



もちろん、お腹の中に来てくれた大切な天使にもありがとうと言いたい。

私コトを選んできてくれただけで

この子から貰うモノは何もなくていいと感じます。



どうか、無事に大きくなるように守ってあげられますように。

どうか、無事に抱きしめてあげられますように

どうか、元気に育ててあげられますように



今は、心からそう思っています。



でも、こんな風に思ったコトを忘れてしまうコトもあるかもしれないですよね



だから、ここに記録しておきます。



もしも、記録が消えてしまったとしても

誰かが、覚えていてくれるかもしれないですしね。



今日は、調子が良かったのでいっぱい書いたなぁ…。